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2017/05/24(Wed)20:45:27





上野の東京藝術大学美術館で開催中の「金刀比羅宮[ことひらぐう] 書院の美」を見に行ってきた。金刀比羅宮は香川県にある神社。いわゆる「こんぴらさん」。その書院の、ふすまや壁面に描かれている絵画が展示されていた。

金刀比羅宮 書院の美(asahi.com)
http://www.asahi.com/konpira/index.html

この書院のふすま絵は、東西南北の4面を全部使ってぐるりと連続した構図のものが多く、今回の展覧会では多くの作品でその配置を再現している。この「空間ごと展示」というアイディアが素晴らしい。鑑賞する場所によっては、まるで絵に包まれているような感触さえ受ける。

もちろん奥の間の壁面に直接描かれた絵など、東京に持ってくることが不可能な絵画もあるよね。そういったものは複製絵画で展示してある。キヤノンのプリンタで印刷したらしいよ。

今回展示されていたうちまず目を引いたのは、丸山応挙の「遊虎図」。東、北、西の三方向を取り囲むように、4+8+4の全16枚のふすまの中にさまざまな表情をした虎が描かれている。まるでいたずらっ子のように愛嬌のある表情が印象的。

そして、伊藤若冲[じゃくちゅう]は、6畳の狭い書院の壁面すべてに、さまざまな種類の花を並べられた「花丸図」が展示。描かれた花の一つ一つの描写は丁寧で、特に奇抜な描写があるわけではないけれど、描かれた植物の数と並べ方がやっぱりエキセントリックだと思う。若冲の絵は、照明の加減で観覧者の影が写りこんでしまうのが残念。

今回最もお勧めなのは、岸岱 [がんたい]が、若冲の後を継いで描いた「水辺柳樹白鷺図」。ふすまを何枚も横断する柳の構図と、その間を縫うように飛び回るサギの描写が見事。若冲ほどのしつこさはないけれど、いい意味でのオマージュを適度に受けていて面白いね。

というわけで、江戸絵画に興味があるのであれば楽しめる展覧会だと思う。あと、図録は絵画自体はもちろん、書院を含めた引きの構図でもかなりの写真が収録されているし、収録された絵画がどのような順で並んでいるのかの図解が丁寧なので良いね。これはお勧め。「群蝶図」のポストカードは、オリジナル写真から大きく引き伸ばしすぎて、デジタルのドットが見えているので要注意だ!
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2007/07/30(Mon)00:10:12


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