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2024/03/19(Tue)11:40:40





「キャンディ・キャンディ」や「オバケのQ太郎」など、有名なのに現在発行が止められている漫画や小説、映画などがいくつも存在する。本書「封印作品の闇」では、それらの作品が現在発売されなくなってしまった理由はいったい何なのかを記したルポタージュ。

これらの真相に迫るのは、大変難しい。何故なら作品の発売から数十年が経過しており、出版社や発売元の担当者が退社していることが多いこと、また業界内でも「タブー」とされており、取材を受けることはもちろん、口にすることだけでも忌み嫌われる場合もあるそうで・・・。

そんな苦しい状況の中、著者の安藤健二氏は、できるだけ関係者に連絡を取り、資料を集めるという地道な方法で、真相の輪郭を描き出していく。もちろん関係者の証言はそれぞれ食い違ったり、ついに取材を受けることができなかったりと困難を極める場合が多いのだが、本作で取り上げられている作品のうち多くが、決定版ではないにしろ「封印されている理由」にある程度納得できる理由が提示されている。

読み終わったあとの絶望感を何と表現したらよいか分らない。ただ、人の人との関係がねじれてしまったら、なかなか修復するのは難しいし、それに巻き込まれてしまった作品たちが、ただただ不幸だと思う。せめて今後はそんな作品が少しでも発生しないように祈るばかり。
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2007/12/17(Mon)02:29:38





日本推理作家協会が主催するイベント「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」が気になる。日本推理作家協会設立60周年を記念したイベントらしいね。

作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ
http://www.mystery.or.jp/mystery_college/mystery.p2.html

11月11日(日)に、立教大学のキャンパスで開催。ミステリー作家のサイン会・トークショー・チャリティーオークションなどをはじめとした、数々の企画が行われる。

参加する作家陣がすごい。現在発表されているだけでも、綾辻行人、有栖川有栖、伊坂幸太郎、石田衣良、大沢有昌、恩田陸、北方謙三、北村薫、真保裕一、東野圭吾、宮部みゆきなど20名以上(まだ発表されていないけど、西村京太郎も来るらしい)。

とてもとても行きたいんだけど、さすがに一人で行くには寂しいよね・・・うーん・・・。

2007/10/04(Thu)01:08:28


この記事、カテゴリを「music」にすべきか「book」にすべきか、それとも「街の雰囲気」を表すべき新しいものにすべきか・・・。

さてそれはともかく、渋谷のHMVの中にあった青山ブックセンターが、2007年9月17日(月)をもって閉店だそう。すでに通常営業は終了している。結局、開店期間は約10ヵ月半・・・。

渋谷HMVの「青山ブックセンター」が閉店-売り上げ伸び悩み(シブヤ経済新聞)
http://www.shibukei.com/headline/photo/4614/index.html

また、9月7日(金)~17日(月・祝)には、洋書売りつくしセールが開催されるそう。
http://www.aoyamabc.co.jp/45/45230/

このところ渋谷にある書店は閉店や縮小を余儀なくされることが多い。移転して縮小展開するブックファーストはもちろん、パルコ内のリブロも、フロア内で書店の部分の面積がじわじわと減ってきているよね。・・・というような例を持ち出す以前に、渋谷センター街と青山ブックセンターは非常に食い合わせが悪い。そして、あの種の本を見るために、わざわざエスカレーターを乗り継いでいくような高いフロアには行かないと思う。

ここで、ライバル店の渋谷タワーレコードの1Fについても触れておこう。最近フロアの一角に試聴機&雑貨コーナーができた。ここの試聴機に入っている曲と雑貨のセレクトが、20代後半以上を狙っているっぽい。ヴィレッジヴァンガードなどと比べると、明らかにひと世代上を狙っているようだ。明らかに「CDを購入する世代」を意識している。1F、しかも登りエスカレータ近くだから人の目に付きやすいというのもポイントだと思う。これが売り上げに直接つながるかどうかは分からないけれど、いい試みだよね。

2007/09/07(Fri)02:18:31


えっとー、しばらくお盆休みをいただいていた・・・ってことにしとこうぜ!今日から更新再開しまーす。

さて、学研の「大人の科学マガジン」の付録は毎号魅力的だよね。万華鏡、ピンホールカメラ、映写機、蓄音機・・・。どこか懐かしくて子供にさわらせるにはもったいない、完成度の高い付録。毎号本当に見事だと思う。

さて、9月下旬発売予定の次号は、「テルミン」だそう!

大人の科学マガジン Vol.17(学研)
http://otonanokagaku.net/magazine/vol17/index.html

テルミンというのは、この間紹介した、両手で音程を取る電気楽器。普通に購入すると数万するものが、この付録なら2,300円(税込)でゲットできる!しかもこのテルミンの色と造形が、とてもかわいらしくて良いよね。

ただ、テルミンは手の微妙な位置によってすぐ音程が変わってしまうので、あまり小さいと音程を出しにくいかも?どのくらいの大きさになるのかが気になるところ。



↑まだ買おうかどうしようか迷っている、プラネタリウム

2007/08/21(Tue)01:13:06


オンライン書店のbk1にて、「フィルムコートサービス」が期間限定で半額なんだそう。

フィルムコートサービス半額キャンペーン(bk1)
http://www.bk1.jp/docs/help/He_m08?s=mm080311&partnerid=02vc01

この「フィルムコートサービス」とは、本に透明ビニール製の粘着シートを貼ってくれるサービスのこと。よく図書館の本にビニールが貼られてるけど、それと同じものらしい。フィルムコートすることで、本の外側に汚れが付きにくくなったり、紙が補強されるので長持ちしたりするよね。子供用の絵本などに最適だな!もちろん、読んだあとに古本屋に売るのは難しくなるはず。

昔、高校生の頃に学校の図書館で、図書委員が本に粘着シートを貼り付けていく様子を観察していたことがる。もちろん手慣れたもので手早く、そしてきれいに貼っていたんだけど、不器用な僕には無理だなぁ・・・と当時は思ったものだ。シートを貼るときに空気入りそうだもんね。

しかも8月1日(水)~31日(金)の間は、フィルムコート1冊の値段が、通常120円のところ半額の60円に!このバイトする人は1時間に何冊の本をコートして、そしていくらの時給をもらうのかが気になる・・・!

2007/08/08(Wed)01:06:05





この「暗号解読」は、様々な暗号を製造する人たちと、それに対して解読する人々との戦いの歴史を描いたドキュメンタリー。

紀元前に生まれた最初の暗号から、第1次~第2次世界大戦で使用された「エニグマ」という戦果を大きく左右させた暗号、さらにはコンピュータの登場により作られた新しい暗号など、いろいろな種類の暗号について平易で丁寧な解説を読むことができる。

そして本書では、暗号そのものについてだけではなく、暗号に関わった技術者たちのドラマティックな人生についても多くのページが割かれており、(最悪、暗号の部分が理解できなくとも)、人間ドラマとしても十分に楽しめるだろう。

この本の素晴らしいところは、「暗号」という一見とっつきにくそうなモノにたいして、なるべく数式や専門用語を使わないように、なおかつ数学が苦手な人にも分かりやすく解説されていることだ。さらには、この本には多くの図表が的確な部分に挿入されている。両方とも、著者や訳者が本書のテーマに精通しないとここまで平易に、なおかつ洗練された文章を読めるというのはとても幸せなことだね。

次は同じ著者による「フェルマーの最終定理」を読もうかな。



2007/08/04(Sat)13:54:03




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